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音速が遅い話題その2

今更ながら自作品のリストみたいなものを「はじめに」に追加。
それと、先日立ってた感想スレに反応してみる。




ブーン系界隈に出没するようになってから――つまりネット上でものを読んだり書いたりするようになってから――既に2年近くが経とうとしているけれど、投下した作品は10くらいだという真実。

たぶんこれで全部なはずなんだが、他の作者さんに比べてあまりにも少ないように思う。
投下速度はあまり気にしないようにしているけれど、もう少し制作するのに時間を取らねばなるまい。


こうして今、過去の自作品を振り返ってみると、そのほとんどが黒歴史と言ってもいいくらいのレベルなんだよね。初スレ立てだったアメリカ史とか、雑談の内容が非常に気持ち悪い。こいつ本当に1年半前の俺かよ、と。

その他のスレは言わずもがな。駄作の多いこと多いこと。
この調子だと、次作や次々作も将来的には駄作と思う時が来るんだろうな。




でも作ることは止めません。作ることって楽しいから。
このことは、絵師でも作者でも根本的には変わらないことだと思います。

原因は色々あると思うけど、何かを作ることは限られた人しかやらない訳で。
作ることはしんどいし、何より誰かに見てもらう機会もない。
どんな反応が返ってきてるのかもわからないしね。
そういうしんどさを乗り越えると、作ることが楽しくなってくるんでしょう。

知識のインプットは気楽にできるけど、アウトプットはそうはいかない。

でも、インターネットが普及したおかげで、アウトプットの方も幾分かは気楽にできるようになりました。
せっかく誰でも自由に作品を発表できるようになったんだから、この時代を楽しんでおかないとすっごく損するんじゃないかな。





さて、話が脱線しちまった。
こんな駄作に感想を書いてくれた方がいたんだって。ありがとうございます。


( ФωФ)我輩は猫であるようです


善意の解釈が身に沁みるのう。

でも、前にも書いたと思うけど、この作品は個人的にはやっぱり駄作だと思ってます。
なぜなら最後の部分が唐突で、しかも曖昧になってしまったから。

小説としてはこういう技法もあるのかもしれないけど、そんな難しいことは俺にはわかりません。
本腰入れて読んでた小説なんて、宮沢賢治と星新一、それとハリー・ポッターの前半だけだし。




というかこの作品は小説と考えてもいいのかもわからない代物な訳で。

いつも思うのは、俺の作品は「小説」ではないなあ、ということ。
世界史シリーズは教科書みたいなものだと思って作っているし、富士山やロマ猫はここの日記の延長線上にあるもんだと思ってる。古事記に至ってはエセ神話ですよ。きちんと翻訳できてるんかいな。


地の文の扱いにしたってそう。俺の作品には地の文が存在しない。
もしそんな感じの文が存在しても、それは厳密な意味での地の文ではないんじゃないかな。

理由は単純。

 「血のように赤いりんごが机の上にポツンと置かれていた」

 「机の上にりんごがある」 もしくは 「おや、机の上にはりんごがありますね」

上は小説っぽい文。
そんで俺の文は間違いなく下。

左は世界史でよく使う記述ね。
右は古事記ややる夫スレに顕著だけど、NHK教育なんかにありそうな口語体だと思う。

端的に言うと、比喩とかを駆使するような文とは明らかに違って、そのわかりやすさだけを追求した文体なんだよね。こういうのも小説なんだよと言われるのかもしれんけど、そんな難しいことは知らん。



そんな訳で、自分は厳密には「ブーン系小説の作者」ではないと思ってる。
作ってるのは小説じゃないしね。

まあもう一つ理由はあるんですが。
それはまた明日にでも書きましょうかねえ。
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