バイトで疲れたので昔のネタで誤魔化す

諸君　私は論述が好きだ
諸君　私は論述が好きだ

諸君　私は論述が大好きだ

要約が好きだ　状況説明が好きだ
鑑賞が好きだ　歴史論述が好きだ
証明が好きだ　自由英作が好きだ
作文が好きだ　一行記述が好きだ
小論文が好きだ

自宅で　模試で　入試で　河合で
即応で　黒板で　中間で　期末で
学年末で　○○家で　　（←友人宅）

この地上で行われるありとあらゆる論述活動が大好きだ

長方形を並べた解答用紙の面積がめくると共にやる気を吹き飛ばすのが好きだ
薄っぺらい草案用紙が消しゴムでばらばらになった時など心がおどる

世界史の操る指定単語が字数を浪費するのが好きだ
多数ある指定単語の一つのコンスタンティヌス帝を　コ帝と書き換えてよいと記されていた時など胸がすくような気持ちだった

係数を揃えた関数の数式が煩雑な計算を強要するのが好きだ
恐慌状態の解答者が既に自明である数式を何度も何度も計算している様など感動すら覚える

計算方法不明の確率問題を樹形図で書き上げていく様などもうたまらない
真っ白な解答用紙が私の痺れ始めた腕とともに不毛な数え上げに黒々と埋め尽くされるのも最高だ

片仮名の傍線部が些細な漢字書換えで健気にも出題されてきたのを
解答者の握り締めた鉛筆が受験番号ごと脊髄反射で書き込んだ時など絶頂すら覚える

英語の自由英作に滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだった部分点が否定され　解答に赤い斜線が引かれていく様はとてもとても悲しいものだ

地理の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
制限時間に追いまわされ　アラビア語のようにのたくった文が提出されるのは屈辱の極みだ


諸君　私は論述を　地獄のような論述を望んでいる

諸君　私と角突き合わせる同窓学友諸君
君達は一体　何を望んでいる？

更なる論述を望むか？
情け容赦のない　呪詛のような論述を望むか？
字数制限の限りを尽くし　唯語独尊の私立受験者を殺す　奔雷のような記述を望むか？


「　論述！　論述！　論述！　」


よろしい　ならば論述だ

我々は身魂の知識を込めて　今まさに書き込まんとする握り拳だ
だが　この暗い受験戦争の底で一年もの間耐え続けてきた我々に　ただの論述ではもはや足りない！


大論述を！　一心不乱の大論述を！


我らはわずかに一個分隊　期末テスト500点に満たぬ○○高生にすぎない　　（←母校の名前）
だが　諸君は高校受験期の殺戮者だと私は信仰している
ならば我らは　諸君と私でセンター総得点八百点以上の受験集団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり　眠りこけている浪人を叩き起こそう
履修科目を調べて不足を暴き　不要教科強制の苦しみを思い出させよう


○○生に　公立の底力を思い出させてやる　　（←某私立高校の名前）
○○生に　我々の天下を思い出させてやる　　（←同上）

紙と筆のはざまには　奴らの思考回路では思いもよらぬ文章があることを思い出させてやる

何十枚にも上る○○高生の解答用紙で　採点者をいびり尽くしてやる


全受験生活動開始　入試「国立大学前期試験」始動
着席！　全知識　全制限　解除


「現役の三年　真正地歴皇帝○○2世より全○○高生へ」　　（←恩師の名前　社会科目の凄腕です）


目標　○○大学　受験会場場内！　　（←現役の時に受験した大学の名前　もちろん落ちた）


第二次前期試験　状況を開始せよ
征くぞ　　諸君