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ちょこっと追記。
放置しすぎて続きを書く気がなくなった。
しばらくしたら唐突に書き始めるかも。
追記ここまで。
この間の連休中、俺はまたもや囲炉裏を囲んで飲んでいた。
今回も多様な面子が集まり、様々な話をしたのであるが、
その中でいくつか面白い話題があったので、ここに記しておく。
今回は一つ目の話題、ボーカロイドについてである。
俺はボカロのことが好きではない。
はっきり言ってしまうが、むしろ嫌っている方だろう。
これには色々な理由があるが、一番の理由として、
「ボカロは人間の声に劣る」と考えているからである。
あんな機械声のどこがいいのか?
俺にはいまいち理解できない。
ニコニコ等で話題になっているのを見ると、常々そう思っている。
一方、俺の友人の中には、ボカロに熱をあげているヤツが一人いる。
彼は初音ミクなどが歌う曲について数多く知っており、
いくつかのCDを所持していたりするほどである。
わかりやすく言えば、彼は「ミク厨」であり、「ボカロ厨」である。
そして今回、飲み会の席で彼と話をするにあたり、あることに気が付かされた。
それは、俺と彼の間には、ボカロや同人について(とりわけ同人音楽について)、
驚くほどの認識の違いがあったということである。
すでにご存知のことだとは思うが、改めて俺の立場について説明しておく。
俺は「東方厨」であり、その中でも特に「音楽厨」であり、また一方で「嫌ニコニコ派」である。
そして同人については、「二次創作」を基準に考えている節がある。
対する友人1は「ボカロ厨」である。(ニコニコに対するスタンスは判然としない)
また、同人については、おそらく「一次創作」を想定していると思われる。
よって、これ以降行われる議論は、全てそのような立場によることを理解されたい。
また、この議論はどちらが正しいのかをはっきりさせるものでもない。
要は己の脳内を整理するために行った議論である。
さて、本題に戻ろう。
冒頭で書いたとおり、俺はボカロが好きではない。
それは、ボカロの声は確実に人間に劣ると感じているからである。
不自然な抑揚や、生気の感じられない声色、ちょっと気持ち悪い高音部など、
そこら辺の同人歌手に歌わせた方がよっぽどマシではないかと思わせる要因が、ボカロの声には存在する。
この自分の発言を受けて、今回の第三者である友人2はこのように評価した。
ボカロというものは制限られた表現手法であって、その制限の中で自然な表現の限界を競うものである。
言わばボカロとは、変態たちの技術力を見るものなのである。
俺はこの意見に賛同する。
上記のような特性を持つ以上、ボカロの表現には限界があると言わざるを得ない。
そのため人間が歌うような曲をそのまま歌わせた場合、
不自然な部分が出てくるのは避けられないのである。
そのため自分は、ボカロのことを楽器の一種であると思っている。
楽器を操ることは技術的な問題であるから、ボカロもその枠で捉えた方がよい。
つまり、「あの人はピアノを弾くのが上手い」という文章と同様に、
「あの人はボカロに歌わせるのが上手い」という文章が成り立つと俺は考えている。
ニコニコのコメントを見ると、しばしば「神調教」などという言葉を目にする。
そして彼らは、この「神調教」という単語をもって、その曲の良し悪しを論じていることが多い。(※注)
このような主張は、俺にしてみればひどく滑稽なものだ。
なぜなら彼らは、「ピアノを弾くのが上手い」ということを理由にして、
「その曲が優れている」ことを主張しているようなものだからである。
そもそも曲の良し悪しは、各自の嗜好によって変化するものである。
ピアノの演奏が上手いからと共通点だけで、ジャズピアノとクラシックを比べることは見当違い甚だしい。
「技術的なレベル」と「曲の良し悪し」は、そもそも土俵が違うのである。
すなわち、ボカロの使い方(調教の巧拙に限らず)が残念であっても、その人にとっての良曲は存在する。
自分は民族調やジャズなどの曲が好きであるから、もしそのようなボカロ曲があれば評価するだろう。
しかし、そのようなジャンルで人間に勝るようなボカロ曲を、俺は未だに聴いたことがない。
一方で自分は、ボカロに良く合うテクノやトランスといったジャンルの曲を好まない。
だから必然的に、一般的によく言われるような、いわゆるボカロの「良曲」を聞いたとしても、
その評価は全体的に低いものとならざるを得ない。
俺がボカロの曲を好まない理由はここにある。
次回は同人の在り方について考えてみる。
ボカロには良く見られるという、「メジャーデビュー」などが論点になるだろう。
(※)ちなみに友人1はそうではない。
つーかこいつの考えを詳しく描写できてないなあ。話が途中で飛んでしまった………
次回からはキチンと要点を絞って書こう。
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